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死票率 衆議院選挙 2012 [衆議院選挙 投票率]





死票率 衆議院選挙 2012

今回の衆議院選挙 2012で、「死票率」が話題になっています。

「死票率」というのは、衆議院選挙に投票した票が生かされない
ことを、割合で現したもの。

衆議院選挙2012では、小選挙区制と比例代表ブロク制を採用
しています。

この仕組みでは、死票率が跳ね上がるのが、鮮明になりました。

例えば、小選挙区制では、複数候補に対して、1人しか当選者が
出ませんので、当選者以外に投じられた票が死票率に繋がります。

また、比例もブロックで分けられていますので、それぞれのブロック
において、当選に関係がなかった党への票も、死票率を押し上げま
す。

実際、今回のすべての死票率は56.0%になったと言われています。

一方で、大勝した自民党は全体で43%の得票を得ましたが、議席の
獲得は7割を超えるという状況になります。

これは、民主党が大勝した2009年の衆議院選挙でも、同様で、
47.4%で7割を超える議席を獲得しています。

今はこの死票率や、小選挙区制について、投票率に応じて議席が割
り当てが比例しない特徴にけしからんという論調がありますね。

でも、もともと小選挙区というものは、民意の揺れを際立たせる特徴が
ある選挙制度で、死票率も高いものだということなんですね。だから、
知っている人からは今さら何をという事なんです。

もともとは、アメリカや、英国などの欧米諸国で2大政党制がスムーズに
行われるように、考えられた制度なんですね。強い2つの政党ががあり、
それぞれに固有の支持者層がしっかりあって、その上で民意の揺れが
政権交代を促すという仕組みなんです。

だから、大勝しても、連立政権が続いているという、日本には、あまり
フィットしていないように感じます。

定数削減もそうですが、選挙制度自体の改革も必要なのかも知れませ
ん。









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